事業:ホテル向け料金設定支援システム「ホテル番付」と「MagicPrice」の運営
ホテル・旅館様向けに客室料金の設定を支援するクラウドサービスを提供しています。具体的には、無料のホテルの市場分析エージェント「ホテル番付」と、ホテルの料金設定エージェント「MagicPrice」の2つがあります。「MagicPrice」では、全国にあるホテル・旅館の客室料金や在庫数などの情報を自動収集して、「来週末の客室料金は〇〇円にすると良さそうですよ!」といった、データを分析することによって見えてくる気づきやアドバイスを提供しています。今後はユーザーとなるホテル・旅館様にとって私たちの提供するツールが「一緒に働くもう1人の仲間のような存在」になれるようにサービスを成長させていきたいと考えています。
CallConnectは、「ホテル番付」「MagicPrice」に登録や問い合わせをしてくださった方へのフォロー、インサイドセールスのタイミングで活用しています。
サービスに登録してくださった方に向けて、検討状況のヒアリングやサービスの詳細を説明するために電話をかけていました。しかし、CallConnect導入前に使っていた他社の電話サービスでは、「誰がどこにかけて、どんな会話をしたのか」という通話履歴の管理ができず、他のメンバーに電話発信の有無や通話内容を都度確認するといった手間がかかっていました。スムーズな情報共有やインサイドセールスの生産性向上を目的に改めて電話システムを探そうということになり、インターネット検索でCallConnectの存在を知りました。
CallConnectを導入する少し前にHubSpot CRMを導入し、顧客とのコミュニケーション履歴などをHubSpot CRMで管理するようになりました。そういった中で、顧客との電話対応履歴もHubSpot CRM内に集約できないかという話になり、それが可能な電話システムを探していました。CRM内に顧客とのこれまでの商談履歴や電話履歴などが集約されることによって、次回コンタクト時にどのような情報を提供したらいいかということもわかりやすくなると考えました。
単に通話履歴を保存・管理できるだけでなく、HubSpot CRMとも連携でき、インサイドセールスの生産性向上に繋がると思ったため、導入を決めました。
現在はインサイドセールスを3名体制で行っています。これまでは通話履歴を残すことができなかったため、どこまで話が進んでいるのかということがわかりづらい状況でした。しかし、CallConnectを使うと、通話終了時に通話メモや録音データが残りますし、HubSpot CRM側にもその情報が該当顧客のページに追加されるので助かっています。HubSpot CRMには、顧客の基本的な情報の他に商談記録などもまとめているので、HubSpot CRMを見れば顧客とのコミュニケーション履歴が把握できます。弊社ではチャットサポートも行っているため、今後はその対応履歴もHubSpot CRMに集約したいと考えています。
CallConnectの管理画面。通話の内容はHubSpot CRMにも書き出される。
私たちの会社では、チャットツールの「Slack」を日常的なコミュニケーションで活用しています。SlackとCallConnectを連携すると、誰と誰がどんな話をしたのかという通話履歴がSlackに通知されます。そこで、CallConnectの通知専用のルームを作り、そこに通話履歴が飛ぶようにしています。こうすることで、出先にいても今どのような電話がきたのかということが把握できるようになりました。不在着信があった場合にも気付きやすくなり、他のメンバーに折り返し対応を依頼することも簡単になりました。
会社として場所に縛られない働き方を実践しながら、高い成果を出そうという考えがあり、普段からメンバーそれぞれが在宅で仕事をすることもあります。そういった中で、CallConnectはネット環境があれば自宅でもいつもと変わらずに電話業務ができるので助かっています。
電話を使ってお客さまと話すと、相手の温度感がわかるので、密度の高いコミュニケーションができます。実際にお客さまの生の声を聞けるのは、サービスを成長させる上で貴重ですし、いただいた声を元にFAQを改善することもあります。これからもお客さまとしっかりコミュニケーションを取ることでサービスを成長させていきたいと思います。
この記事は2018年4月のインタビューの内容を元に原稿にしたものです。